アメリカの名作「グレート・ギャツビー」をより楽しむ
こんにちは。たまきです。
大学進学を決めたころからちょこちょこ読んでいた「グレート・ギャツビー」。
ようやく読み終えることができました。
本の感想云々の前に、作者であるフィツジェラルドの人生について軽く知ったうえで読むと
面白さが全然変わるので、先に作者の人生の予習をすることをお勧めします(笑)。
登場人物が作者に存在する様々な面を表していて それを知ったうえで読むとまた、
作品に深さを感じることができます。
私は予習はせずに野崎さんの訳した文庫を読んだのですが、
古い作品のため言い回しが難解でさらっと読むのが難しい小説となっています。
そして途中まで読んだ時、なぜこの本がアメリカで人気があり、
名作と言われているのか理由がよくわかりませんでした。
ただ、巻末に訳者の野崎さんが書かれた解説を読み、 登場人物と作者、
作者の生きていた時代の関係に理解が及ぶと そこで初めてギャツビーに現実感が感じられ、
内容を生き生きと感じることができたように思います。
ギャツビーは人生の中でいったいいつが幸せだったのでしょうか。
デイズィを再び手に入れた瞬間だったのか、
それとも 夢を追っている段階の方が彼は幸せだったのか・・・
たしかに、夢をかなえようとは知っている時
それは、実質よりもとても美しいものに見えるのかもしれません。